LSD - Problem Child and Wonderdrug は違法なドラッグの使用を肯定している作品ではありません。ただ、多くの出演者はLSDの強力性と危険性だけではなく、あらゆる分野においてLSDが持つ可能性を指摘しているため、誤解を招きやすい作品でもあります。 この誤解について、あるDVDレンタル会社に手紙で意見交換をさせていただいたので、その内容を公開いたします。ご参考にしていただければと思います。

このレンタル会社は結果としてDVDを扱ってくれました。ご理解をありがとうございます。

 

OOOO様,

LSD Problem Child and Wonder Drugは「ドラッグを肯定している」という理由から、全国のOOOO店舗でレンタルする事が一時的には決まっていたものの、取り止めになってしまいました。OOOOがドラッグに関するDVDをどうしてもレンタルできないようなのであれば、それは残念ながらも受け入れますが、私の作品が「ドラッグを肯定している」という解釈について講義させていただいた上で再度ご検討していただくことをお願いいたします。

まず、このDVDはLSD発見者、アルバート・ホフマン博士の100歳の誕生日を記念に開催された学会の模様を写したものです。私の作品に写っているだけでも現役のUCLA医科大学精神医学部理事、ハーバード大学院研究者、ボストン大学教授など、欧米の名門校を代表する方々が講演しております。

そして、作品の大半をしめるのがホフマン博士自身の講演です。彼は「ジャンキー」どころか、ノーベル賞委員会のメンバーで、誰がノーベル賞を受賞するに相応しいかを決める責任を与えられた人でもあります。また、世界科学アカデミーメンバーとして、学界からも圧倒的な支持を得ている方です。彼のメッセージは「LSDは興味深い薬品だが、ドラッグとしての乱用がせっかく進歩していたまともな研究を崩壊させた」といった内容のものです。その意見は正当そのものであり、ノーベル賞委員会等、博士の社会的地位は数々の本や論文を通してLSDにまつわる意見を公にした後に与えられています。

又、私の作品には写っていないですが、製薬会社Novartis(ホフマン博士が勤めたSandoz社とCiba-Geigy社が合併して出来た世界最大級の製薬会社です)も博士のバースデーパーティーに代理人を送り、彼の研究の重要性と化学者・社員としての価値を高く評価しました。同時にスイスの大統領、Moritz Leuenberger氏から寄せられたメッセージも公に読まれ、ホフマン博士を”mystic and scientist(聖人兼科学者)”として称えたのです。

これだけ世界的に評価されている歴史的重要人物のメッセージを「ドラッグを肯定している」とくくって捨てるのは非常に残念だと思います。しかも、多くの日本人もこのメッセージに深い興味を持っているのです。私の作品そのものはホフマン博士のメッセージをできるだけ忠実に捉えたものであり、完成品を見た博士からは次のようなコメントが寄せられています。

「これは重要な映画だ。LSDの様々な作用とその意味が包括的にまとめてある。LSDの独特性をうまく記録した映画だ。」「このDVDはあの歴史的なシンポジウムを活気あふれたスタイルで描写している。日本語と英語の字幕が入って、価値の高い作品だ。」


博士自身もこのDVDに表現されたメッセージが広く伝わることを望んでおられ、亡くなられた前にその思いを文通で伝えてくれたのです。

ドラッグの事をあまり深く考えた事がなければこの作品が「ドラッグを肯定している」と勘違いするのは少し分かるような気もします。しかし、世界中の名高い人物や団体の行動を参考にしていただき、博士も私も純粋な思いで意見を述べていることを理解していただき、どうか再度ご検討していただけないでしょうか。宜しくお願いいたします。

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